ファーマコエコノミクス研究会  
 
「ファーマコエコノミクス(PE)研究会」のご案内
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平成11年12月17日、中医協は「薬価制度改革の基本方針」の中で、費用対効果の研究を進め、その結論が得られれば、ルールの見直しを図り、それ以降に上市される新薬等に適用することを了承しました。また、これまで出来高払い中心に行われてきた診療報酬においても、DRGが試行されるなど定額制の拡大が予想されます。

このような動きは、諸外国の状況を見るまでもなく、近い将来、医薬品の価値が費用対効果の観点からも評価されるようになることを示しています。そのような状況下では、薬価の算定や、病院あるいは患者さんによる薬の選択にファーマコエコノミクスに基づくデータが要求されるようになることはまちがいありません。

ファーマコエコノミクスに基づくデータを作成するには、その医薬品が使用される国の医療制度や保険制度を踏まえた検討が必要で、例え同じ成分の医薬品であっても海外のデータでもって説明することはできません。しかしながら、わが国ではこの分野の研究が十分に行われているとは言い難く、一方その発展を待っている余裕があるかといえば決してそのような状況にないことも事実です。このような背景から、医薬品の価値を決めるに際してファーマコエコノミクスをどのように活用するのかを研究するための研究会を平成13年7月に立ちあげました。

本研究会の特徴は、
  1. 新薬の薬価算定にあたって日本の制度を踏まえながらどのような手法があるのか、
  2. またその周辺状況、例えばその手法を実施するためには臨床試験をどう組み立てるのか、
などについて、実践的な検討を行うことにあります。さらに、本研究会においては薬事制度そのものについてもファーマコエコノミクスの観点から検討を行うことにしています。 研究会での検討には多くの英知と経験とを必要といたします。本研究会の設立趣旨をご理解いただき今後の研究会の活動にご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
平成14年5月18日
「ファーマコエコノミクス(PE)研究会」代表世話人
日本大学薬学部  教授 白神 誠

「ファーマコエコノミクス(PE)研究会」の設立にご賛同いただける場合には、下記までご連絡いただくようお願い申し上げます。
 
 
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